2021年1月4日月曜日

2020年買って良かったものランキング完全版 番外

番外1:SONY SEL24F14GM

分類:交換レンズ(フルサイズ)

ここからはランキングに入れなかったもの。まずは年末ギリギリに投入したので評価が定まっていないという意味での番外、2021年版にランクイン資格があり

2位として紹介したSEL1224Gは12mm~24mmのズームレンズ。12mmしか使わないのかと思いきや、「12mmか24mm」という使い方をしていることが多い。ワイド側とテレ側しか使わないという使い方が主。24mmという画角(正確に表記するなら焦点距離24mmで得られる画角)は基本的に好きなのかも知れない。

さて、ソニーのレンズのグレードには「GM」というものがある。赤バックに「G」のエンブレム。最高級グレードだ。



もともとこのグレードを持つことは考えていなかったのだがそこは沼。ここでソニーの「GM」のラインナップをおさらいしてみる。

*ズームレンズ*
12-24mm  F2.8
16-35mm  F2.8
24-70mm  F2.8
70-200mm F2.8
100-400mm F4.5-5.6

*単焦点レンズ*
24mm F1.4
85mm F1.4
100mm F2.8(STF)
135mm F1.8
400mm F2.8
600mm F4

【2020年12月現在】

ズームレンズのF2.8通しの広角・標準・望遠の3本は他社でも展開があり「大三元」と呼ばれているレンズだが、広角は12-24と16-35の選択として、超望遠100-400まで含んだら「大四喜」になるんじゃないかこれ。F2.8ではないが。だったら単焦点レンズは13本そろえて国士無双だが遠い道のりだ。

そんな冗談はさておき、安いところでも定価で20万、いちばん高い600mmF4に至っては税込みで定価200万の世界だ。やはりそんなもん全部揃えるとかいう発想にならんが、単焦点の好きな画角で一本くらいは持っておくか、という思考に入り込む。

となってくると24mmの一択。そしてこのレンズ、グレードの割にコンパクト。やはり小型軽量は正義だ。同じ24mmF1.4でもシグマは760gでフィルタ径77mmだが、ソニーだと445gしかない上にフィルタ径も67mm。あれ、シグマってそんなに重いんだっけか。

スマホで撮ったらISO1000くらいまで上がってノイズ乗ってるが装着した図

2020年12月18日、6位のLoxiaと同じキタムラで回収。その時とおそらく同じ店員氏だろう。「いいっすねー憧れのGMですねー」「うまい人は広角ですよー」とか、また随分と調子のいいことを言ってくる。帰宅後室内で撮ってみる。これくらいの画角なら室内でもあまり無理せずにとれる。自撮りするならこれよりもう一段階広い20mmF1.8の方が適任か。


F1.4初体験だがピント面薄っ!パッケージの「G MASTER」に合わせてあるのだがそこから外れたところは容赦なくボケている。ポートレートで背景がボケるというのは言い換えれば「ピントが合っている領域が狭い」ということなので納得。そして明るい。F2のLoxiaより1段明るい計算だ。

というわけで翌朝、試しに散歩しながら何枚か撮ってみる。もしかして騙されているだけなのかもしれないのだが、ファインダーから見える画の時点でなんだかキレが違う気がする。光学的な素性がいいのか、それともGMブランドに騙されているだけなのか、前者を信じた方が幸せになれるのでそう思うことにする。

こういうのは高解像度じゃないと伝わらないか。別の機会に改めて記事を書こう

望遠には及ばないが広角でもF1.4ならボケもこんな感じ

この記事に上がっている画像はTwitterに上げたものを張り付けているだけなのだが、その過程で改造をを下げれらている様子。これに限らずレンズのことを記事に書いたときにもう少し解像度上げたものを載せるかも。

一つだけ難点を上げるとするなら、レンズフードの脱着が他のレンズと比べて癖がある。まずボタンロック式なので、ボタンを押しながら捻らないと外れない。そしてつける時もちゃんとやらないと斜めにねじ込まれるので強引に行ったら破損する可能性あり。あと気が付いたら取り付けと共にレンズフィルタも回転して緩むことも。高級品はフードまでデリケートである。

番外2:Steelseries APEX PRO TKL
分類:ゲーミングキーボード

9位にコルセアK63を入れておきながらゲーミングキーボードがもう一本、それも番外に入ってきた。経緯はさておくとして実はこれ貰いもの、つまり買っていないので番外である。それも手にしたのは職場でのこと。

これを職場で使うのかと

調べてみればこいつはゲーミングキーボードの最高峰である。最大の特徴といえばアクチュエーションポイント、つまり「どこまで押し込めばキーが反応するのか」を個々のキー毎に設定できる、というトンデモ仕様だ。しかも一番浅いところで0.4mmまで設定可能。残念ながら自分はそこまでの設定を強いられるようなゲームプレイヤーではなくこれだけ見れば宝の持ち腐れ。StudioOneでよく使うショートカットキーにこれを仕込むと少しは楽しめるか。

しかし、そんなことを差し置いてもこのキーボードはOmniPointスイッチという無接点方式だ。控えめに言って脳内から変な物質が出まくる程打ち心地が良い。一体何だこれは。無接点方式のキーボードといえば、東プレ社「RealForce」、PFU社「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)が知られているがこいつも高価だ。セブン銀行のテンキー押してると何だか気持ちいいと思ったという人は居ないだろうか。「あぁ確かに気持ちいけどそれってちょっとイケない性癖なのかしら」と思ったかも知れないが貴方の感覚は間違っていない。あそこのキースイッチは東プレ製の静電容量無接点方式を採用している。キータッチ界の最高峰なのだ。胸を張ってよい。

HHKBはこんな無刻印のモデルも存在する。
英語配列モデルはカーソルキーは単独では存在せずFnキーと同時押しで動く。
(日本語配列はカーソルキーが存在する)

打ち心地をもう少し言語化するなら沈み込み軽快でスイッチ感無く、それでいて指に吸い付く。K63に比べても随分軽い。K63とこのAPEX PROは共に押下荷重45gとなっているが何かの間違いじゃなかろうか。もうこれはくちびるから媚薬、もとい指先から麻薬である(古)。実際に麻薬やったこと無いけど。

というわけで、9位の項目でK63を職場に転属と書いたが、このAPEX PROを自宅で使いK63とポジション交換とした。APEX PROはワイヤレスでは無いのだが、このキーボード自体がUSBバススルーを持っているので、手元に近いところで機器接続の取り扱いが可能。

電池が切れたトラックボールを有線で繋ぐ図。
なおAPEX PRO本体から出ているケーブルは取り外すことはできなく、
そしてバススルー込みなので、太い。

キーボード右上には音量調節リングやディスプレーが付いている。ディスプレーの使い道はいまいち思いつかないが遊び心的な何か、くらいに思っておく。そして正月休みにこいつを使ってこの「2020年買って良かったものランキング」を書いてきたのだが、散々書いたのちに新年初出勤して職場のK63を叩いてきたのだが全くの別物。キーが重い重い。またこれも別の心地よさがあるのだが。あと打鍵音もメカニカルであるK63の方が大きいが、文字をそこまで大量に打つ職場ではないので問題にはなっていない。ただこれが打鍵の度にカチカチ言う青軸のメカニカルだったら職場で使うモノでは無いだろう。というか青軸はキーボードではなくON/OFFスイッチの集合体である。あの打鍵感は自分には無理。

マクロ機能とか、そのあたりの使い込みがまだだが、これはヤバいものである。もう一度言うが、何か書きたいけど書く気が起きないという人はとにかく自分のやる気の無さをキーボードの所為にして自分に合った新しいキーボードを探すことを強く勧める。何しろこんな2年休んでいたブログを突如更新するようになっているのだから間違いない。


<2020年買って良かったランキング>

1:SONY α7III(ミラーレス一眼)
2:SONY SEL1224G(交換レンズ)
3:フィリップス 328P6VUBREB/11(4Kモニター)
4:トーリ・ハン  PH-110(防湿庫)
5:トヨトミ FS-D30KHR(扇風機)
6:Carl Zeiss Loxia 2/50(交換レンズ)
7:McDSP 4030 Retro Compressor(VSTプラグイン)
8:SONY α6400(ミラーレス一眼)
9:CORSAIR K63(キーボード)
10:CINEMATIC STRINGS 「CINEMATIC STUDIO SOLO STRINGS」(DAW音源)
番外1:SONY SEL24F14GM(交換レンズ)
番外2:Steelseries APEX PRO TKL(キーボード)

こんな並びと相成った。カメラボディ2台に番外入れてレンズ3つ、それに防湿庫という構成、更にキーボード2つとそこに割って入ってくる扇風機という並び。

2021年は車検とか自宅の下水の交換とか何やら控えているのでここまで大掛かりに動くこともままならんだろう。あんまり都内に自由に出れない日も続くだろうし、引きこもり創作活動でもやる感じだろうか。全くコロナで先が見えぬ。マスク付けて歩くのは息苦しいが、できることをできるようにやる、これに尽きるかな。

というわけでランキング記事はここまで。読了感謝。

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