このブログはカメラのことが主になるのかなー、とか思っていた手前、新春1発目に書くのは……トラックボールですw
先日、職場のクソ古いマシンを変えて、そのついでに私物扱いで新しくトラックボールを投入して、改めて良いなーと思っているところ。
03年くらいから自宅ではトラックボールひとすじ。
使い始めた理由も「他の人となんか違うから」という理由で、特にマウスに対する優位性を強く感じていなかった。
こういう時こそ、一番最初に何を持つかというのが重要になってくるのだが、結果的に16年経った2019年が明けても、品を変えつつ使い続けている。戻れんということだろう。
辿って行ってみよう。
1.Logicool cordless optiocal trackman CT-100
2003年より使用、当時のフラッグシップ機。既にディスコンにつきリンクはメーカーのサポートページ。マウスと言えば2980円とかで普通に動くモノが変えるが、こいつは確か7000円くらいしていたはず。
2018年現在、カルト的な人気を誇っているのか定かではないが、
amazonにて並行輸入品が元値の10倍以上の価格で置かれている。
ケタが一つ違う。名機であることの裏返しだろうか。 |
何しろ「物体をスライドさせるという動作がない」というのが自分にとってハマったのかもしれない。
多ボタンというのも初で、ホイールの上下にボタンがあったので、PageUp/Downを割り当てて感動した覚え。やっぱり原体験というのはかけがえの無いもの。
2.Logicool ST-45UPi trackman marble
で、程なくして職場に投入。ただ職場では自宅のより高級なものを使いたくなかったので廉価なモデルを。(サイトはリニューアル後のモデル)こっちは現行品、シンメトリーなデザインにつき左利きでもOK |
しかしこいつは2008年にTM-150にリニューアルした後、
2019年現在も現行品として同社の製品ラインナップに名を連ねている。
ホイールも無くシンプルな作りなのだが、ヘビーユーザーが声を上げなくても売れるものは売れているということかな。
職場を変わって使わなくなり、その後Gatewayのノートパソコンに繋いで使っていたが、2011年頃まで使ってた。
3.サンワサプライ MA-TB38BK
自宅のCT-400の難点をいうと、スイッチ類の耐久性が少々心許なかった。09年頃からチャタリング(1度だけクリックしたのにダブルクリックになる現象)を起こすようになり作業に支障をきたすようになってきたので、5年程使ったしそろそろ次を考えることに。
池袋のビックカメラでkensingtoの大玉トラックボールが目に入ってきて「これいいなー、でも入力デバイスに5桁出せないよなー」と思いながら他を物色。
なおこのモデルについては6年の時を経て自分の手元に来るのだが、それは別の物語である。
ただ、大玉モデルで値段も安いのが目に入り「本当かよ」と思いながら
半ば衝動買いしたのがこれ。
無骨な作りとも言える反面、一枚のプラスチックから作りました感も否めず |
受けの部分に油塗ってみたりとかしたんだけどあんまり効果も無く。
あとホイールがボールの下にあって、操作の際は右手を少し右に傾けることになったりとか。
だが結局3年くらいは使っていた。マウスに比べてトラックボールは少数派なのでそんな簡単に捨てはしない。モノに適応しようとヒトも育っていくのだ(キリッ)
4.Logicool cordless optiocal trackman TM-400
(1のリニューアル品なので同サイトへ)ただ、やはり使っていてのワクワク感が欲しいよなー。
何しろMA-TB33BK、作りが「本当にプラスチックに切り込み入れてドン!」というものだったので、使用感も特筆するものはなかった。
そんな理由で乗り換えるんだから次はどうするんだ、といって出てきた結論がCT-100のリニューアル≒マイナーチェンジのTM-400である。事実上2台目。
やっぱり多ボタンの優位性と手にフィット感はやはり何にも変えられなかった。使用感は1で書いた通りなので割愛。
ただ残念ながらチャタリングが1年ちょっとで頻発するようになった。やっぱお前もか。保証が効くのだろうが、そうなったら別のものに乗り換えてしまう性である。
5.Logicool wireless trackball M570t
2013年夏、というわけでロジクールにラストチャンス。手近なところでの選択肢がこれくらいしか無かったというのが正直なところ。初の親指トラックボールだが特に違和感は無し。何しろ無線トラックボールで実売5000円ほど。ここからトラックボールを始めた人が多数いたのか、大ヒット機となった模様。
今までは親指に左クリックが来る仕組みだったのだが今回は親指をボールに専念させる作り。
人差し指が左、中指が右クリックという、ボタンだけ見れば一般的なマウスの指使いと同じ。
意外とシンプル。びっくりするようなモノは着いていないが、それもベストセラー機である所以か |
これはもうロジクールのトラックボールはだめぽ、という最終結論が出た。
もう次いこうぜ。奇しくも今日は誕生日ではないか。これは自分へのご褒美ってやつか。
6.Kensington Expert Mouse
溯ってみれば2015年3月1日に購入している。別のところで「もう7年使ってる」とか書いてしまったのだが、まだ4年にも足りてないじゃないか。どうやったら間違えるんだwなにしろ発売が2004年、ここに至るまでリニューアルされていないモデルでありワイヤレスでもないトラックボールに5桁の金額出しましたが、、、これがもう大正解。
そもそもトラックボールはデバイスそのものを動かすわけではないのでワイヤレスかどうかはあまり意味のない議論かな。
初めての大球モデル。そして究極の逸品、としておく。なお付属品のパームレストもこのあと付けた |
それでいて回り始めがスムーズ、球の大きさに反して動きが恐ろしい程に軽い。
それでいて大球の慣性によって勢いよく動く。でピタッと止まる。
今まで使っていたのは何だったんだ、と使い始めて数日は畏敬の念さえ覚えた。
ボタン数は4つ、それに左右同時押しを2組設定できるので実質6ボタン。
ただこいつは多機能性より操作性に全振りしてるように見える。
なおスクロール機構はホイールでは無くボタンの回りのリング。
この回り方が妙な引っかかり方をする。最初は少々残念に思えてきたのだが、使っているうちにその引っかかりがメカ的に馴染んできたのか、それとも人間が馴染んできたのかは定かでは無いが、やはりこれも癖になる操作性。
ボールの対角線上を親指と薬指で挟んでリングを捻る動作でスクロールする。サンワ時代に親指潜り込ませてホイールを回していたのとは雲泥の差だ。
あとボタンのクリック感。全体的に「筐体を掴む」形になるので、各ボタンは内側に倒れるようなクリック感となる。そして大きなボタンのどこを押しても同じようなクリック感が得られる。
ちゃんと考えられてる。2019年も自宅では引き続き使っていくつもり。
7.Elecom M-HT1DRBK HUGE
自宅は引き続きKensingtonなのだが、2011年からの職場では前任者からのお下がりということで久しぶりにマウス。最初のころは作業量もそれほどでもなくマウスでもよかったのだ。
ただマシン自体が2018年にもなってWinXP+Office2003という、そろそろ化石にもなろうかという環境だったので直訴してマシンを買い換え。
経費は勿論会社だが、それに乗じて私費で性懲りも無くトラックボール投入。
Kensingtonを自宅に入れてからというもの、新製品の動きというのは全くみていなかったのだ。
そこで色々物色していたら昔愛して止まなかったcordless optiocal trackmanの幻影に見えた機種がElecomから出ている。というかElecomってトラックボール作ってたんだw
PC持ってきて貰うついでにY田電機の法人担当の方に「あと一緒にトラックボールも私物扱いで考えてるんですが。エレコムのやつで」と言ったら一緒に在庫を持ってきてくれた。
その中にあったんですよ、例の「幻影」が。
CT-100,TM-400の幻影と言うには大袈裟かも知れないがボールの位置が懐かしい デザインが左ドッグレッグなのも思い切ったことで |
流石に職場で使うには主張が強すぎかなー、HUGEじゃなくて一つ小さいDEFTにしようかなーとか思ったんだけど、やはり幻影には勝てずその場で即決。
さらに低反発素材、こういうのってちゃんとメンテしないと色々面倒なことが起こりそう。でも面白いからいいや。
それよりも、この親指周辺に固まっているボタン群がオタク心をくすぐる。
これ書いている時点でまだ数日しか使ってないのだがホイールの位置、賛否両論あると思うがこのポジションは良い。
しかもホイールのボタンにも方向性があった、直下に押すと普通のホイールボタン、その他に奥と手前に倒すことで機能を割り当てられる。PegeUp/Downを設定した。
意外と押し間違えは無い。
ただ自宅のKensingtonの癖か、ホイール回すときにボールの回りを捻る動作を時々してしまうのも事実w
この操作感は新しいというより、握り方といい指の添え方といい、CT-100を思い出す懐かしいものである。
あと、ポインタ速度変更スイッチがハードウェアレベルで付いている。コントロールパネルとかソフトを起動する必要がない。
変更頻度は高くないだろうが、コンパネとか起動するの意外と面倒なんだよね。
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ということで新年1発目はトラックボールの長文、なんだこれ。
2本目のレンズの話をする、という件は次に書くぞ、たぶん。